車買取で起こりやすいトラブルと対処法
車買取業者を利用する人は年々増加しています。一方で、「無理やり契約させられた」「約束した買取金額が支払われなかった」といったトラブルも生じています。ではそうした面倒な問題に巻き込まれないため、事前にどんな準備をしておくと良いのでしょうか。
「今決めてもらえれば」の殺し文句は無視しよう
査定の担当者に「今決めてもらえればこの金額まで出します」と言われて、思わず契約してしまい後悔した、という人は少なくありません。もし即決を迫られたなら、「他の業者さんから返事を待っています」とはっきり伝えるようにしましょう。車買取の相場価格は基本的に決まっており、1日や2日で大きく変動するということはまずありません。
ですから「今決めて」というのは、あくまで査定担当者の願望にすぎない、ということを覚えておきましょう。中古車の取引に関しては、クーリングオフが適用できません。つまりいったん契約を交わしてしまえば、他の業者からどれだけ良い査定額を提示されたとしても、キャンセルはできないわけです。ですから焦らず、じっくり交渉をしましょう。
査定価格に各種費用が含まれているのか確認すること
もう1つ起こりやすいトラブルは「契約した金額が払い込まれなかった」というものです。これは事前に査定内容を確認することで回避することができます。例えば、自動車のリサイクル料買い取り額は査定額に含まれているのか、納付済みの自動車税は一部返金されるのか、査定時に気付かなかった傷やへこみがあった場合の減額交渉はあるのか、といった点です。
こうした点を細かく確認しておくことで、買取金額に関するトラブルを減らすことができます。また買取金額の払込期日もしっかりと確認しておきましょう。