車買取で店舗にすぐ持ち込むのはなぜ良くない？

車の買い替えを計画している人で、今所有している車をできるだけ高く買い取ってほしいと考えているなら、ディーラーや車買取業者へ車を直接持ち込むのは避けるのが賢明です。

持ち込みをすると「その場で即決」を迫られる

車買取業者のオフィスに車を持っていくと、査定のために車のカギと車検証の提出を求められます。それに応じた時点で交渉の主導権は査定の担当者に移ります。「必要書類は揃っているようなので、ここで売却を決めてしまうのはどうですか」と言われるわけです。「今この場で買取させていただければ、査定額をここまでアップしますよ」と畳みかけるように言われて、思わず契約してしまった、という人は少なくありません。

ですから金額交渉が苦手な人や、強く言われると断れないというタイプの人は、車買取業者のオフィスへ直接持ち込まないようにしましょう。もししつこく勧誘されたなら「印鑑証明を持ってきていないので、この場で契約はできません」と伝えてその場を去るようにしましょう。

「即決」を交渉材料にして査定額アップを迫る人も少なくない

交渉が得意な人の中には、あえて車を持ち込む人もいます。「書類は揃っているので、納得できる金額が提示されれば即決します」とあえて言うことにより、相手からできるだけ高い査定額を引き出すのです。もちろん1社の見積もりで決めることはせず、複数の車買取業者のオフィスへ行って、同じ交渉方法を用いて査定をしてもらい、一番高い金額を提示した業者に売却します。

ただしこれには巧みな交渉術と、査定担当者のセールストークに負けない強い意志が求められます。ですからそれほど自信がない場合には、査定サイトを利用する方が無難でしょう。